『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』(ロルフ・ドベリ著 安原美津訳 サンマーク出版) 

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「思考の飽和点」を避けろ!

「さっさと行動すること」「行動を続けること」の大切さを実感できる、話題の一冊。

学術研究に裏付けられた「よりよい人生」を手にするための具体的なアクション、思考法で、さっそく明日からの生活を変えてみよう!

(徳本昌大氏のブログ「毎日90秒でワクワクな人生をつくる」掲載文を再編集)

思考には「飽和点」がある!

何を書くかというアイデアは、「考えているとき」ではなく、「書いている最中」に浮かぶということだ。この法則は、人間が行う、ありとあらゆる領域の活動に当てはまる。(ロルフ・ドベリ)

ロルフ・ドベリの『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』を長期間積読していたのですが、ようやく読み始めました。

これが〝当たり〟で、もっと早く読んでおけばよかったと少し後悔しました。

アイデアを作れるようになりたければ、ただ考えるだけではダメ。

書くことで成功したければ、書くことを始めなければ、結果を出せません。

私は毎朝、日記を書くことから1日をスタートしますが、この時間のおかげで、やる気がチャージでき、様々なアイデアが浮かんでくるようになりました。

人の思考にはある特徴があります。

いくら悩んでもこれ以上、先に進まないポイントがあるのです。

この「思考の飽和点」に達するといくら考えても、もう新たなことは生まれてこないのです。

頭の中で検討することは悪いことではないのですが、考えているうちに、すぐに思考の「飽和点」に達してしまいます。

だから、決断を早くし、さっさと行動する。考える時間は3日もあれば十分。

目標を達成するためのアクションを起こすのです。失敗したら、そこで計画を修正し、行動を続けるのです。

行動を起こさなければ、新たな気づきは得られないのだ。頭の中で熟考しても、懐中電灯で照らす程度の範囲にしか考えはおよばないが、行動を起こせばサーチライトであたりを照らし出したかのように、一気にいろいろなものが見えるようになる。その強い光は、考えただけでは見通せない世界の奥まで行き届く。それに、いったん先を見通せる新しい場所にたどり着いてしまえば、懐中電灯を使った頭の中での熟考もまた力を発揮するようになる。

考えているだけなら失敗するリスクはゼロですが、行動すれば失敗のリスクは確実にゼロより高くなります。

多くの人は考えるだけで行動しませんから、行動することで一歩先んじることができます。

行動する人は挫折のリスクと無縁ではありませんが、貴重な経験を積むことができるのです。

望んでいたものを手に入れられなくても「経験」が得られる

何を描きたいかは、描きはじめてみなければわからない。(パブロ・ピカソ)

パブロ・ピカソは「新しいことに挑戦する勇気」がいかに大切かを、きちんと理解していました。

ピカソが言うように、何かを始めなければ、何をしたいのかがわかりません。

人生において自分が何を求めているかを知るには、何かを始めてみるのが一番なのです。

考えているだけではよい人生は手に入らないと考え、アクションを起こすようにしましょう。

心理学には、「自己内観における錯覚」という言葉があるそうです。

自分の思考を省みるだけで、自分が実は何に向いているのか、何にもっとも幸せを感じるのか、また自分の人生の目標や人生の意義までも徹底的に究明できるという「思い込み」を表す言葉ですが、自分の思考を探るだけでは何も生まれません。

考えるのは「思考の飽和点」までにすることを法則にして、興味のあることに集中しましょう。

大人になってからの最初の数年間で重要なのは、お金を稼ぐことでもキャリアを積むことでもない。「人生の全体図を把握すること」だ。常にオープンな姿勢を崩さず、偶然が与えてくれたものはすべて試すようにしよう。本もたくさん読んだほうがいい。小説を読めばすばらしい人生を疑似体験できる。ものごととの向き合い方を変えるのは、年をとってからでいい。そうして年をとったら、かかわることをぐっと絞り込もう。その頃にはあなたはもう、自分の好みをしっかりと把握できているはずだから。

早いうちに知識と体験を重ねることで、本当にやりたいことが見えてきます。

選択肢を広げることで、自分の人生の可能性を広げられます。

考えるだけでは、面白いことは起こりません。

思考の飽和点を抜け出し、体験を積み重ねることを意識するようにしましょう。

人にはいくら悩んでもこれ以上、先に進まないポイントである思考の飽和点があります。

考えるうちにこのポイントにすぐに到達しますから、無用に悩むのをやめ、すぐに行動を起こすべきです。

自分のやりたいことを見つけるために、若いうちからチャレンジを続けることで、貴重な体験を手に入れられます。

この記事を書いた人
徳本 昌大

複数の広告会社でコミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、取締役や顧問として活躍中。インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO/Iot、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役/みらいチャレンジ ファウンダー他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数。
 サードプレイス・ラボのアドバイザーとして勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。
https://tokumoto.jp/

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