走りながら考えよう

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アフターコロナに限らず、どんな時代も通用する姿勢は「行動すること」「実体験に投資すること」「トライ&エラーを重ねられること」「成果にコミットすること」です。知識ばかりで行動できない人や行動の遅い人は、何の成果も残せず、人から見切られてしまうかもしれません。行動することは、戦略や戦術よりも大切だと言えるでしょう。

「考えるだけ」では成果を出せない

「AI大失業時代を生き抜くためのキャリアアップセミナー」「老後資金2000万円不足問題を解消するための投資セミナー」「超長寿 人生100年時代のライフプランニングセミナー」など、危機感を煽るようなセミナーや勉強会はたくさん行われています。どんなセミナーでも大なり小なり学びはあると思いますが、人生なんて計画どおりになるとは限りません。むしろ、そのとおりにならないことの方が多い。現実は常に想像を超えていくからです。

計画や戦略、戦術も大事ですが、何よりも大事なのはそれを実行することです。学んだこと、考えたことを活用し実行しなければ、何の価値もありません。頭で考えることは、イスに座りながらでも、散歩をしながらでも、電車に乗りながらでも、いつでもどこでもできます。考えているばかりで行動しないと、「考えるだけの人」で終わります。成果を出すには、行動するしかありません。

「走りながら考える」のが最短・最速

リクルートの仕事哲学の一つに、「走りながら考える」というものがあります。考えてばかりいないで、まずは小さくても一歩踏み出せ! ということです。

考えることが好きな人は、日々考えてばかりいます。しかし一歩踏み出さなければ、何も実現しません。妄想や夢想で終わってしまうくらいなら、走りながら考えた方が実現に近づきます。考えてばかりいると、実際には実現から遠ざかってしまうことの方が多いのではないかとさえ思います。

アメリカの哲学者であるウィリアム・ジェームズの有名な言葉に、

“心が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる”

というものがありますが、行動できる人は運命すら変えてしまえるということです。スモールステップで、まずは小さな一歩を踏み出し、運命を変えていくのが最短・最速で賢い方法でしょう。

行動した分だけ身につくものがある

走りながら考えていれば、考えるだけでは理解できないことも理解できますし、身につかないものも身につきます。行動してみて、「想像と全く違った」「振り出しに戻ろう」「本当に突き進めるべきなのか」「本当はやめるべきなのか」「今は寝かせておくべきなのか」など、感じることがたくさんあるはずです。

トライ&エラーをくり返すことが重要ですから、エラーがわかればそれはそれで一つの成果。考えてばかりで行動していなければ、決してわからなかったことです。

行動し続けているうちに、段々と思考が研ぎ澄まされ、シンプルになっていくでしょう。シンプルでクリアな発想は、自分や周りの人の背中を押し、行動させてくれます。そうすると、成果もグッと近づいてくるはずです。

直線的な成功も失敗もない

人生も会社経営も、アップダウンの連続です。死ぬ瞬間まで、すべては途中経過に過ぎず、それまでアップダウンをくり返しています。ですから、成功者として取り上げられる人の話など「話半分以下」で聞くのがちょうど良いのです。

歴史上のどんな偉人も、世界のどんな大企業も、直線的な成功や失敗ではなく、アップダウンをくり返しています。「絶好調のときは終わりの始まり」「絶不調のときは成功の始まり」「悪いことは良いことの前ぶれ」と捉え、行動するのが良いでしょう。

この記事を書いた人
中島 宏明

2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。

2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。

マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency

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