投資を検討する前に知っておきたいNFTアートの高額取引TOP10

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2021年にブームが起こり、2022年に入ってもトレードの続いているNFTアート。実際には、どのような高額取引が行われているのでしょうか。本稿では、2021年にあったNFTアートの高額取引TOP10をご紹介します。「あくまでもバブルでありオーバープライシングである」というのが多くの人の見解でしょう。しかし、取引の実績は実績として知っておいても良いかもしれません。

※本文に記載された取引価格は、当時のイーサリアム(ETH)/米ドルのレートを参照しています。

2021年 NFTアート高額取引 第10位「XCOPY – Right-click and Save As guy」

2018年12月6日に作成されたXCOPYの『Right-click and Save As guy』は、約75億円の売上を記録したBeepleのNFTアートであるEverydaysのオークション直後にBBCワールドニュースで取り上げられて話題になりました。最初は90米ドル(1ETH)、次に@2yeahyeahによって174,195米ドル(99ETH)で購入され、その後Cozomo de’ Mediciによって6,135,536米ドル (1,600 ETH)で購入されました。

2021年 NFTアート高額取引 第9位「Beeple – Crossroad」

Beepleの作品である『Crossroad』は、2020年のアメリカ大統領選を取り巻くミーム(急速に拡散された画像や動画、文章)として話題になりました。2020年10月30日に作成されたこのNFTアートは、有力なコレクターのであるパブロ・フライレに66,666米ドル(4,400 ETH)で売却されています。2020年の大統領選を反映して制作されたこの作品について、作者のBeepleは「どちらが大統領になるかによって、複数のバージョンを用意していた」と語っています。

2021年 NFTアート高額取引 第8位「CryptoPunk #8857」

CryptoPunksは、最も古いNFTアートコレクションです。NFTアートというと、CryptoPunksの画像を思い浮かべる人も多いでしょう。その中でも、88体しか存在しないゾンビ型のNFTアートは特に珍しく、価値が高いとされています。NFTコレクターのKeyboard Monkeyによる、1日で2倍の価格でのCryptoPunks転売が話題となり、6,630,000 米ドル(2,000 ETH)という高額がつきました。

2021年 NFTアート高額取引 第7位「Ringers by Dmitri Cherniak #109」

Dmitri CherniakのNFTアート『Ringers』は、有名なジェネレーティブアート(プログラムによって生成された抽象的なアート作品のこと)のコレクションの1つです。Ringersは2021年に開始されたプロジェクトで、2次販売によって1億米ドル近い取引高を記録しました。その落札額は、7,117,908米ドル (2,100 ETH)です。

2021年 NFTアート高額取引 第6位「CryptoPunk #7804」

第8位のゾンビ型のCryptoPunksと同じく、エイリアン型も特に高額で取引されています。2021年3月11日に、2つのエイリアン型CryptoPunksが取引されました。当時7,500,000米ドル(4,200ETH)で購入されています。

2021年 NFTアート高額取引 第5位「CryptoPunk #3100」

第5位は、非常に珍しいエイリアン型CryptoPunksの取引です。これが2021年最後のCryptoPunksの取引でした。CryptoPunks#3100は7,570,000 米ドル(4,200 ETH)で購入されています。

2021年 NFTアート高額取引 第4位「CryptoPunk #4156」

第4位もCryptoPunksの取引です。有名なNFTインフルエンサーである「@punk4156」のTwitterアイコンとして有名で、このNFTアートが人格と同義になっていたため、CryptoPunks#4156の売却は「NFTの一時代の終わり」と話題になりました。落札額は、10,279,800米ドル(2,500 ETH)です。この高額落札後、2021年の年末にかけてCryptoPunksの価格が下落しました。

2021年 NFTアート高額取引 第3位「CryptoPunk #7523」

第3位の『CryptoPunk #7523』 は、フェイスマスクをしているエイリアン型である特徴から「COVIDエイリアン」として有名です。CryptoPunksコレクションの中でも最も高額な11,754,000米ドル (4,700 ETH)で売却されました。なお、2021年6月に開催されたサザビーズのNatively Digitalオークションの一部として行われたため、ブロックチェーンには反映されていません。この取引はNFTアート業界に大きく貢献し、NFTアートが世の中へ認知されるきっかけにもなりました。

2021年 NFTアート高額取引 第2位「Beeple – Human One」

大手オークションであるクリスティーズに出品されたNFTアートが『Human One』です。2021年11月9日に行われたクリスティーズ21世紀イブニングセールに出品され、28,985,000米ドル (4,700 ETH)で落札されました。Beepleのインタビューでは、「多くの人がNFTアートをすすめてきたことで存在を知り、匿名のNFTコレクターと連絡を取り、入門書を受け取った」「NFTアートによって100%人生が変わった」と話しています。このNFTアートは、デジタルアートではあるものの、フィジカルアートとして作成されており、時間経過によって映像が変化する特徴を持っています。

2021年 NFTアート高額取引 第1位「Beeple – Everydays: The First 5000 Days」

Beepleの『Everyday :The First 5000 Days』によってNFTアートという言葉が世界中に知られるきっかけになりました。NFTアートの高額取引TOP10にたびたび登場するBeeple は、3DCGアーティスト、VJとしてTwitterとInstagramで5000日間欠かさず毎日新たな作品をアップロードし続けてきたアーティストです。「継続は力なり」を、まさに体現しています。次第にファンが増え、ルイヴィトンのプリントを作成したりInstagramのフォロワーが100万人を越超すなど世界で最も有名なデジタルアーティストになりました。Beepleのこの作品は、世界で最も高額なNFTアートとして、69,346,250米ドル(38,525 ETH))で落札されました。

各国における法整備や国際間のルールづくりなど、まだまだ課題の多いNFT取引ですが、このような高額取引も行われてきました。バブル的な要素を多分に含んでおり、オーバープライシングの面もあるでしょう。しかし今後、NFTアートが既存のアート作品と同等の価値ある資産として地位を高めていく可能性があります。知識として、NFTアート取引の事実を知っておいてください。

この記事を書いた人
中島 宏明

2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。

2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。

マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。
https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency

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