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南国でアーリーリタイアするためにかかる生活費

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「温暖なリゾート地でアーリーリタイア生活がしたい」「退職してプール付きの家で悠々自適な生活を送りたい」そんな願望をお持ちの経営者もいらっしゃるかもしれません。実際のところ、南国のリゾート地で暮らすにはどれくらいの生活費がかかるのでしょうか?

バリ島でかかったひと月の生活費

ひと月にいくらあれば、海外や南国でアーリーリタイア・セミリタイアは可能なのでしょうか?

私はインドネシアのバリ島に移住した際、移住前に何度も生活費のシミュレーションをしました。バリ島は典型的な“南国のリゾート地”という場所ですから、参考になるかもしれません。多めに見積もっていたりところどころミスもありますが、参考までにこれが当時のデータです。

夫婦2人でも、月々30万円ほどの生活費がかかることがわかります。実際に、それくらいはかかっていました。

以前、テレビや雑誌で「東南アジアの新興国であれば、月10万円で豪華な生活ができる」という情報が流れていましたが、月10万円では生活できません。「月10万円」というのは、ローカルの方々の平均所得くらいです。「月10万円あれば生活できる」という根拠は、現地の平均所得からきているのかもしれません。

もちろん、生活水準をローカルの方々と同じ水準にすれば不可能ではないのですが、衛生的でコストパフォーマンスの高い日本の生活水準に慣れた日本人の方々には難しいでしょう。日本と同じ生活水準で暮らそうと思うと、日本の1.3~1.5倍くらいのコストがかかるというのが実感値です。

いきなり「完全移住」するのは危険

アーリーリタイア・セミリタイアして海外移住する場合は、日本での収入と同じくらいか、それ以上の収入を確保してから移住するのが良いでしょう。いきなり100%完全に移住すると後悔の元になりますから、半分日本・半分海外のようにデュアルライフを試してみるのも良いと思います。今はまだ新型コロナウイルスの影響もあって国を越えた移動には制限がありますが、徐々に緩和されていくでしょうからね。

退路を絶って完全移住してしまうと、帰る場所がなくなってしまいます。憧れの田舎暮らしをしてみたけど、実際には全く自分に合わなかった。田舎に移住する際、家も家具もすべて売ってしまったから、一から揃えないといけない。そんな事態に陥るのはよくあるケースです。

まずは、1ヶ月ほど現地で暮らしてみるのも良いでしょう。1週間ほどの旅行では気づけない現地の悪いところも見えてくると思います。旅行で滞在するだけでは、良いところしか見えませんからね。滞在する際は、ホテルではなくマンションや戸建てを借りると、現地の生活がよりリアルに感じられます。

資産運用で生活するならFIREの4%ルールを参考に

「資産運用や財テクで生活したい」というニーズは、いつの時代もあるようです。

どれくらいの元手があれば資産運用や財テクで生活できるかは、FIREの4%ルールが参考になります。

FIREとは、アメリカで生まれた概念で「Financial Independence Retire Early (経済的に自立した早期退職) 」の略です。「F.I.R.E」と表記されることもあります。このFIREで注目されているのが、「4%ルール」と呼ばれる目安です。FIRE=経済的自立=経済的自由を得たリタイア生活を実現する目安とされています。

4%ルールとは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で資産を維持したまま生活費をまかなえるという考え方です。年に300万円使うとすれば7500万円、年に400万円使うとすれば1億円の資産です。4%という数字の根拠は、アメリカのS&P500の成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いたものとされています。

1億円の資産を年4%で運用すれば、400万円のフロー収入を得られますから、生活水準をどこに置くかにもよりますが、資産を減らすことなく生活できます。バリ島であれば、それなりに良い暮らしができるでしょう。ただ、新興国は経済成長中の国ですから、物価は年々上がっています。「ずっと同じ額のフロー収入で同じ生活ができるわけではない」ことは念頭に置いておいた方が良いでしょうね。少しずつでもフロー収入を上げていかないと、ジリ貧になってしまいます。

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