『アーリーリタイアやセミリタイアは本当に幸せなのか? リタイア生活をリタイアする人たち』という記事で、“リタイア生活をリタイアする人たち”が多いことをお伝えしました。では、リタイア生活を続けられる人と、リタイア生活を続けられない人には、どのような違いがあるのでしょうか?
リタイア生活を続けられる人の特徴
リタイア生活を続けられる人の特徴は、以下のとおりです。
- ・ダラダラと過ごすことに罪悪感がない
- ・お金が減っていくことが怖くない
- ・生活コスト以上のインカムゲインが毎月ある
- ・使い切れないくらいの資産をすでに持っている
- ・見栄を張らない
- ・素直で優しく穏やか
アーリーリタイア生活(早期退職)に入れば、毎日が休日です。
「明日はなにをしよう」
「今日はどこへ行こうか」
「自然に起きるまで寝続けていよう」
そんな毎日が続きます。しかし、不自由があって自由を感じるように、「忙しい日々があって暇な日もある」くらいがバランスとしては良いのです。最初は幸せの最高潮という気分に浸れるかもしれませんが、高揚感はそう長くは続きません。毎日をダラダラ過ごすにはコツがいるわけですね。
私の場合、インドネシアのバリ島でダラダラと過ごした日々もありましたし、日本でダラダラと過ごした日々もありました。と言っても、毎日なにかしらしていたとは思います。本当になにもしていなければ、「こんな日が80歳か100歳か、死ぬまで続くのか」と絶望していたでしょう。
『アーリーリタイアのメリットとデメリット アーリーリタイアの必要資金とは』
リタイア生活を続けられない人の特徴
リタイア生活を続けられない人の特徴は、リタイア生活を続けられる人の特徴の逆と言えます。
- ・ダラダラと過ごすことに罪悪感たっぷり
- ・お金が減っていくことが怖くてしょうがない
- ・生活コスト以上のインカムゲインが毎月ない(どころか、まったくない)
- ・使い切れないくらいの資産をすでに持っている(計画的に使い果たせる)
- ・見栄を張ってしまう
- ・謙虚じゃない、質素な生活が無理、多動で気性が激しい
このような人は、2週間か1カ月もすれば元の生活に戻っているでしょう。
そもそも、アーリーリタイア生活に入る人には、「会社や事業を売却してまとまったお金を得た」という人が多いです。事業意欲旺盛、好奇心旺盛の行動派ですから、じっとしていられません。瞬間風速的に、アーリーリタイア生活は終わりを迎えます。
しかしそれは、決して悪いことではありません。事業を興すということは、それだけ雇用や仕事を生み出すわけですし、事業を通じて社会に貢献しているわけです。これほど尊いことはないと私は思います。もっともっと新しい事業を創造しましょう。
アーリーセミリタイアくらいから始めてみよう
それでも「やっぱりリタイア生活には憧れる」という人は、アーリーセミリタイアくらいから始めてみるのが良いでしょう。完全にリタイアするのではなく、仕事量を大幅に減らしてリタイア生活の練習をしてみましょう。きっと、他のことがしたくなってウズウズしてきますよ。
例えば、コロナの今は気軽に行けないかもしれませんが、バリ島のヴィラやエリートコス(高級アパートメント)に滞在しながらリモートワークをしてみても良いかもしれません。バリ島には様々な友人がいますから、お問い合わせいただければサポートもできます。パソコンやスマホがあれば仕事はできるという人も多いでしょうから、ネット環境は多少スピードが落ちますが、そこそこ快適にデスクワークもできます。気晴らしに山や海に出かけても良いでしょうし、サーフィンやゴルフを楽しんでも良いでしょう。気分転換する方法には事欠きません。
海外にまで行かなくても、沖縄などでも南国感は堪能できます。季節によって場所を変えても楽しいかもしれませんね。
仕事量を大幅に減らすことで、「今まで余計なことばかりしていたと気づけた」「本当にやりたいことを思い出せた」「今後についてゆっくり考える時間を持てた」など、たくさんの効果が期待できます。アーリーセミリタイア生活は、少し疲れたときや迷ったときにオススメですよ。