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エイジフレンドリー補助金 2021年度とは
エイジフレンドリー補助金は、⾼齢者が安⼼して安全に働くことができるよう、中小企業事業者による職場環境の改善等の安全衛生対策の実施に対し補助を行うもので、令和2年度に創設されました。 特に、社会福祉施設、医療保健業、旅館業や飲⾷店等の接客サービス業等では、高齢者が就労する際に利⽤者等と密に接する業務での新型コロナウイルス感染を防⽌するための設備や作業の改善も重要です。
申請受付期間
2021年6月11日〜2021年10月末日
補助金額
補助対象:高年齢労働者のための職場環境改善に要した経費(物品の購入・工事の施工等)
補 助 率:1/2
上 限 額:100万円(消費税を含む)
※この補助金は、事業場規模、高年齢労働者の雇用状況等を審査の上、交付決定を行います (全ての申請者に交付されるものではありません)
対象となる事業者
支給対象となる事業者は、次のいずれにも該当する事業者です。
(1) 高年齢労働者(60歳以上)を常時1名以上雇用している
(2) 次のいずれかに該当する事業者であること
業種 | 常時使用する労働者数 | 資本金又は 出資の総額 | |
小売業 | 小売業、飲食店、持ち帰り配達飲食サービス業 | 50人以下 | 5,000万円以下 |
サービス業 | 医療・福祉、宿泊業、娯楽業、教育・学習支援業、情報サービス業、物品賃貸業、学術研究・専門・技術サービス業など | 100人以下 | 5,000万円以下 |
卸売業 | 卸売業 | 100人以下 | 1億円以下 |
その他の業種 | 製造業、建設業、運輸業、農業、林業、漁業、金融業、保険業など | 300人以下 | 3億円以下 |
※労働者数若しくは資本金等のどちらか一方の条件を満たせば中小企業事業者となります。
(3) 労働保険に加入している
対象となる対策
働く高齢者を対象として職場環境を改善するための次の対策に要した費用を補助対象とします。
◆ 働く高齢者の新型コロナウイルス感染予防のための費用
◆ 身体機能の低下を補う設備・装置の導入に係る費用
◆ 健康や体力状況等の把握に関する費用
◆ 安全衛生教育の実施に関する費用
対策の具体例
【働く高齢者の新型コロナウイルス感染予防】
◇ 介護における移乗介助の際の身体的負担を軽減する機器
◇ 介護における入浴介助の際の身体的負担を軽減する機器
◇ 熱中症の初期症状等の体調の急変を把握できる小型携帯機器 ( ウェアラブルデバイス ) による健康管理システムの利用
◇ 飛沫感染を防止するための対策
※使い捨てマスク等の消耗品、ビニールカーテン等の仮設の設備については対象となりません
【身体機能の低下を補う設備・装置の導入】
◇ 通路の段差の解消(スロープの設置等)、階段に手すりの設置
◇ 床や通路の滑り防止対策(防滑素材の採用、防滑靴の支給)
◇ 危険箇所への安全標識や警告灯等の設置
◇ 業務用の車両への自動ブレーキ又は踏み間違い防止装置の導入
◇ 熱中症リスクの高い作業がある事業場における休憩施設の整備、送風機の設置
◇ 体温を下げるための機能のある服
◇ 不自然な作業姿勢を改善するための作業台等の設置
◇ 重量物搬送機器・リフト
◇ トラック荷台等の昇降設備
◇ 重筋作業を補助するパワーアシストスーツ
【健康や体力の状況の把握等】
◇ 体力チェック
◇ 運動・栄養・保健指導等の実施(健康診断、⻭科検診の費用を除く)
◇ 保健師やトレーナー等の指導による身体機能の維持向上活動
【安全衛生教育】
◇ 高齢者の特性を踏まえた安全衛生教育
※労働者個人ごとに費用が生じる対策(ウェアラブルデバイス、防滑靴、体力チェックなど)
については、雇用する高年齢労働者の人数分に限り補助対象とします