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不幸な成功を手放し、世界がよくなることを想う―イアン・ブレマーの思想

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先行きの見えない新型コロナウイルスの影響ですが、メディアに踊らされず、自分で考えて行動する人も増えてきたように感じます。それでもやはり、不安を覚える人も多いのではないでしょうか。今回は、「先のことばかり考えてもしょうがいよ」というお話です。

イアン・ブレマーってだれ?

イアン・ブレマーという人をご存じでしょうか。

イアン・ブレマー(Ian Bremmer)さんは、1969年11月12日生まれのアメリカの政治学者です。コンサルティング会社のユーラシアグループの社長でもあります。

「Gゼロ」

という言葉の提唱者として有名で、Gゼロとは、G7を構成する主要先進国が指導力を失い、G20も機能しなくなった国際社会を表す言葉です。2011年にその可能性を指摘しました。

イアン・ブレマーさんは、この『「Gゼロ」後の世界―主導国なき時代の勝者はだれか』の著者でもあります。

イアン・ブレマーのシンギュラリティ予測

このイアン・ブレマーさんは、「20年以内に私の仕事は確実にAIに奪われる」と断言しているそうです。

「今までも、コンピューターにはあれはできない。これはできない。という人がいたが、全部できるようになってきている。そのうち、クリエイティビティもデザインもできるようになる。私が得意な世界のリーダーと会って世界情勢を分析する仕事も彼らの方が得意になる」

と述べ、また

「シンギュラリティは来るよ。いつかはわからないけど。その前に僕らの仕事はなくなる」

とも言っています。

イアン・ブレマーさんが行っているコンサルティングは、世界情勢に関することですから、かなり高度なコンサルティングであるはずです。そんな高度な仕事も将来なくなってしまうとなると…、私たちが今している仕事のほとんどはなくなるのかもしれませんね。

これを悲観的に捉えるか、ポジティブに捉えるかはその人次第です。

私はポジティブにしか捉えていません。高度な仕事までコンピューターがやってくれる世界。素晴らしいではないですか。

世界が不安定なときにニーズの高まる仕事は不幸な成功

イアン・ブレマーさんは、著者でもありますし、売れっ子コンサルでもあります。大学などで講義をする機会も多いでしょう。しかし、これに対して

「世界が不安定になっているから僕の仕事に需要がある。世界中から呼ばれてコンサルも依頼され、会社の業績はうなぎのぼり。でもこれは不幸な成功なんだ。世界がよくなるなら自分や自分の会社がよくならなくてもいい。お金なんて大事じゃない」

と語っています。自分の業績よりも世界を優先する姿勢が素敵ですね。

ちなみに、シンギュラリティによって自身の仕事がなくなることについては、

「それでどうなるかは今考えても仕方ないよ。ハハハ」

と笑っていたそうです。

前後裁断。刹那に今を生きる。

という感じですね。

どうなるかわからない未来を憂いてるよりも、今を真摯に生きた方が、良い未来につながるでしょうね。結局は日々の積み重ねですからね。

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